ドラッカーの定義するコミュニケーションとは?
『マネジメントの父』と呼ばれるP.ドラッカー氏が定義するコミュニケーションについてご紹介しましょう。コミュニケーションというものについて、いかに私たちが誤解している部分が多いかということが感じられるのではないでしょうか。
[『マネジメント 基本と原則』- P.F.ドラッカー著 上田惇生翻訳より引用・要約]
「コミュニケーションを成立させるのは受け手である。コミュニケーションの内容を発する者ではない。彼は発するだけである。聞く者がいなければコミュニケーションは成立しない。」
コミュニケーションというものを考えるとき、どうしても私たちは自分のことに執着してしまいます。曰く、『自分の思いを伝えたい』『会話術を磨きたい』『なぜ伝わらないのか』などなど。
コミュニケーションは発信者だけでは成立せず、受け手側がいなければなりません。そして、発信者と受け手がいるだけでは十分条件とならず、コミュニケーションを成立させるのは受け手側だとドラッカーさんはおっしゃっているのです。
つまり、コミュニケーションは受け手の言葉を使わなければ、受け手の経験に基づいた言葉を使わなければ成立しない。言葉で説明しても通じない。経験のない言葉で話しかけても理解されないと。
最後に引用をご紹介しておきます。
「受け手が期待しているものを知ることなく、コミュニケーションを行うことはできない。期待を知って初めてその期待を利用できる。あるいはまた、受け手の期待を破壊し、予期せぬことが起こりつつあることを認めさせるためのショックの必要を知る」
ビジネスコミュニケーション;『傾聴』とは?
コミュニケーションが現代のキーワードの一つであることは間違いありません。コミュニケーションが上手くできない、会話が上手く出来ない、異性とのコミュニケーションに悩むなどコミュニケーションに関する悩みは後を絶ちません。特にビジネスシーンにおけるコミュニケーションの重要性は日々増しており、手段が多様化しています。
こうしたコミュニケーションで注目されているテクニックに「傾聴(けいちょう)」があります。
傾聴は、心理カウンセリングなどで活用されているテクニックの一つで、人の悩みや苦しみを素直に引き出し、その原因をつきとめるためにとても有効なスキルだといわれています。
傾聴は心理カウンセリング以外にも、ビジネスでも有効といわれています。傾聴は、ビジネスにおいて、交渉相手がどんなことに興味があるのか、どんなニーズがあるのか、どうすれば動いてくれるのかを見つけ出すのに効果的です。ビジネスを有利に進めるためには、相手のニーズや心理を読むことがとても重要です。優秀なビジネスマンは聞き上手といわれますが、傾聴の本質がそこには見受けられると思います。
傾聴はさらに、家庭でのコミュニケーションや異性とのコミュニケーションなど、様々なシーンでのコミュニケーションにも活用出来るテクニックです。悩みを話すことはストレス発散になるだけでなく、熱心に聞いてくれる人に親しみ、好感を感じます。素直な感情表現をすることは自分で悩みの本質に迫り、問題解決へのきっかけを作ってくれます。
『説得する』とは?
ビジネスコミュニケーションにおいて『説得する』という行為は欠かせません。しかし、説得は相手を説き伏せることではありませんし、議論して言い負かすことでもありません。説得とは相手を自発的に動かすのが狙いです。
例えば毎日のように残業が続いて、上司から「人手が足りないから、とにかく今いる人間で頑張るしかない」と言われたら従わざるを得ません。この場合、結果的に上司の言うとおりにするわけですが、部下たちが「納得」せずに嫌々やっているのであれば説得したことにはならず、「強制」になります。
「言う」→「納得する」というプロセスを経て自発的な行動に至った場合が説得するということになります。この際、説得される側は以下のようなプロセスを踏みます。
(1.)注意を向ける…聞こう(見よう、読もう)という態勢になるということ。
(2.)理解する…要求や説明の内容がわかる、つまり頭で理解するという段階。
(3.)納得する…この要求は受け入れるに値すると判断し、「その気」になる段階。
(4.)決断する…「やろう」と意思決定する段階。
(5.)実行する…実際に行動を起こす段階。
この5段階のうち、5番目の行動については、説得によるものでも強制によるものでも到達しますので、実質的には(1.)~(4.)までのステップが「説得」の中味といえるでしょう。
しかし、納得して行動するのと、強制されて行動するのとでは行動の「質」が違います。本人の意思による行動を促すビジネスコミュニケーションが説得ということになります。
コミュニケーションデザイン
「コミュニケーションデザイン」って聞いたことあります?
読んで字のごとく、『コミュニケーションをデザインする』という意味なのですが、ちょっとその説明だと抽象的でなんのことだか・・・。ビジネスでいうところの「コミュニケーションデザイン」とは、企業が消費者に向けてメッセージを発信する際に、その行為が最大効果を得られるように、消費者との接点となる媒体や情報の中身、タイミングなど全体の構成を考えて設計することを云います。
長々とした説明になってしまいましたが、もう少し噛み砕いておきましょう。ひとつの例を挙げると、新商品を発売するに当たり、「広告の中身」「時期」「どういったターゲットに対して発信するのか」「どの時間帯に」「媒体はテレビにするのか、電車の中つり?」「WEBはどうするのか?」などなど、広告計画をたてることもコミュニケーションデザインと云います。
かようにコミュニケーションデザインということが、ビジネスシーンで注目を集めているのは、インターネットの進展と利用者の増加で消費者が接する情報量が飛躍的に増大していることが挙げられます。インターネットが普及する以前は、企業から消費者へのメッセージは、テレビ、新聞、雑誌、ラジオの4マスメディアと、屋外広告やチラシなどが主要媒体でした。それがインターネット広告の登場によって一変したわけです。
ビジネスにおけるコミュニケーションとは、メッセージを相手に伝えて、相手の反応を起こすこと。広告や企業活動などもコミュニケーションの一形態といえます。
ビジネスにおける基本姿勢
「ビジネスコミュニケーション」というと、何か専門用語を使った難しい技術とかスキルを思い浮かべるかもしれません。確かに、実際の仕事や商談を行う場合には、専門知識や用語などを身につけておかなければならないことも少なくありません。しかし「ビジネス」全般において基本部分はあまり違いはなく、身につけておかなければならないコミュニケーションスキルというものは、意外と一般常識に含まれることも少なくありません。
例えばビジネスの場で、初対面の方と会った場合には挨拶、名刺交換、自己紹介といった社交辞令を行うのが一般的ですが、こうしたことは何もビジネスに限ったことではありません。人が社会に生きる基本ルールのようなものです。
その後のビジネスの商談や共同作業の中でも、コミュニケーションをしっかりと行っていくことが重要です。ビジネスだから仕事のことさえ間違わなければ、コミュニケーションを取る必要はないということはありません。ビジネスの場だからこそ、コミュニケーションが大切なのです。
ビジネス効率を上げる、ビジネスの成果を上げる、ビジネスの対話力を上げる・・・ビジネスにおけるコミュニケーションの役割は大変大きいものがあります。ビジネスにおけるコミュニケーションの重要度は今後益々上がっていくことが予想されています。ビジネスにおけるコミュニケーション力の向上が、成果につながり、成果が報酬につながる現在のビジネス状況では、コミュニケーション力が必要とされているのです。
コミュニケーションで大切なこと
これまで、ビジネスとはコミュニケーションどと言ってきましたが、NLPトレーナーによるNLPビジネスコンサルティングで紹介されていた、「ビジネスコミュニケーションにおける大切なこと」をひとつご紹介しましょう。
ビジネスに限らず、コミュニケーションにおいて大切なことはメッセージの発信者のみではコミュニケーションが成立しないという事です。
どういうことかというと、相手のいないメッセージはただの言葉であり、情報でしかないわけです。
その言葉、情報が相手に伝わって理解され、行動に現れたときに初めて「コミュニケーションが成立」したという事なのです。
とかく、コミュニケーション能力というと、メッセージの発信者の情報発信能力ということに注目が集まりますが、コミュニケーションの本質は受けて側にあるのだということが大切なのです。
また、コミュニケーションを成立させる上で大事なものに「信頼」があります。
受けて側に、メッセージの発信者に対する「信頼」がなければ、聞き入れてもらえません。いかに大きな声でメッセージを発しようとも、コミュニケーションを図ることは出来ないわけです。
このことはビジネスにそっくりそのまま当てはまります。
ビジネスの本質はコミュニケーション。コミュニケーションの大前提が「信頼」。つまり、ビジネスの大前提は双方の信頼関係なのです。
この「信頼」構築についてもNLPセミナーで学ぶことができるので、ビジネスマンのNLPセミナー受講が増えているのです。
NLPセミナーに参加すると・・・
今、セールスパースンやビジネスマンの間で、NLPセミナーを受講することが人気になっているそうです。
ビジネスに心理学を応用することで、セールスの成績が上がること、ビジネスマンとしてのスキルアップが期待されているのだと思います。
それではなぜ、ビジネスに心理学を応用することがビジネスの成功につながるのでしょうか。
以前にも書きましたが、ビジネスの本質はコミュニケーションにあると。
つまり、コミュニケーション能力がビジネス力だと言う事です。自分のメッセージを他者に伝えて、相手の行動を引き出す事がビジネスなのです。
簡単な例でこのビジネス=コミュニケーションということをご説明しましょう。
ある会社が「新商品」を売り出したとします。
このときの会社のメッセージは「この新商品によって、あなたに○○のメリット、コンフォート(快適さ)を提供します」というメッセージです。このメッセージが一般消費者(相手)に伝わる(コミュニケート)することによって、新商品を購入してもらうという行動が引き出されたわけです。
この一連の流れがビジネスにおけるコミュニケーションプロセスということになります。
そして、この新商品の情報を消費者に伝えるためのコミュニケーションツールとして、テレビや新聞、雑誌、インターネットというものを利用するわけです。それ故、こういったテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、屋外広告(看板など)といったものをメッセージを伝える「媒体(メディア)」と呼ぶというわけです。
ビジネス研修
ビジネス研修でコミュニケーションを習得する際には、NLPセラピーやNLPカウンセリングというものを取り入れると、効果的なスキルアップが期待できると思います。
例えば、セールスや交渉においてコミュニケーション心理学の知識があれば、有利にことをすすめることも出来ますし、コミュニケーション不足によるビジネスの失敗を防ぐことも出来ます。
少し具体的なケースで説明すると、セールスの現場において、コミュニケーション能力が足りないことは致命的な障害となってしまいます。どんなに商品やサービスが良くても相手に伝わらなければ、採用してもらうことはできません。
つまり商品の良し悪しが大前提とはいえ、最終的な売りの場面では、セールスマンのコミュニケーション力が必要となるというわけです。
また、契約条件の交渉においても渉外役のビジネスマンのコミュニケーションが優れていれば、自社に有利な条件を盛り込むことができますが、そうでなければ違った結果になることも少なくありません。つまり、ビジネスにおいてはコミュニケーションを円滑に上手く行うことが成功の秘訣となるわけです。
ビジネスコミュニケーションの重要性は社外との折衝だけにとどまりません。社内の組織においても、上司と部下のコミュニケーション、経営者と従業員のトップコミュニケーション、同僚との横のコミュニケーションと数々あることが分かると思います。こうしたコミュニケーションを上手く進めることも、勝てる組織作りには欠かせない要素となっているのです。
NLPを学ぶことによって・・・
前回ご紹介したNLPを学ぶことによって身につけることが可能なのが、「フォトリーディング」です。
フォトリーディングとはアメリカでポール・R・シーリィによって開発された右脳を使った超高速情報処理プロセスのことで、単なる速読法ではなく、右脳を活性化させる画期的な方法だと言われています。
もともと読書は、論理的思考が必要とされるので「左脳」がメインではたくものなのですが、右脳を使って読書を行う画期的な読書法として注目を集めています。
ビジネスでは読書もさることながら、報告書を読んだり、資料を読み解く力も必要とされます。基本的には左脳による論理的思考が中心の作業になりますが、右脳開発によって別の能力も身につけることが出来るということですね。
ビジネスは論理的思考が大切ですが、右脳の直観力やアイデア力など論理に縛られない思考も必要です。その意味で右脳開発はこれからのビジネスに必要なことなのではないでしょうか。また、ビジネスコミュニケーションにおいても、論理力にプラスして右脳の記憶力、集中力、表現力があると格段にスキルアップが期待できます。
ビジネス心理学への応用もできるので、右脳トレーニングは現代のビジネスマンには必須のトレーニングなのではないでしょうか。もちろん、ビジネスシーンだけではなく、プライベートにおいても、集中力、表現力をみにつけてコミュニケーション能力を高めることが出来れば、モテるようになるかもしれませんしね!
ビジネス力
ビジネスにおいて必要とされるコミュニケーション能力には、会話術、交渉術、合意形成能力、プレゼンテーション能力などがあります。こういったビジネススキルを身につけていくことが、優秀なビジネスマンへの道ともいえそうです。
こういったビジネスに必要となるコミュニケーションスキルを見に付けることが、現代のビジネスマンには求められているのです。
こういったビジネススキルの習得に役立つのがNLPを学ぶことです。
このNLPとは、「神経言語プログラミング(Neuro Linguistic Programming)」の略なのですが、コミュニケーションを心理学の面から学んでいく知識体系です。
ビジネスの現場においては、相手の心理を読むことによって自分に有利なポジションを占めることができ、スムーズなコミュニケーションを図ることが出来ます。
つまりビジネスでは、「相手の考えを把握する」、「自分の言いたいことを的確に伝える」、「交渉において自分の条件を相手にうまくのせる」など。
ビジネスの本質はコミュニケーションにあります。
自分の「メッセージ」を相手に「伝え」、相手の行動を促すというのが基本です。それ故、ビジネスにおけるコミュニケーションには、伝わりやすいメッセージの作成能力と、相手に的確にメッセージを伝える能力も必要とされます。
ビジネスコミュニケーションはひとつのビジネススキルとして身につけていかなくてはなりませんが、逆に言うと誰でも学んでいくことで身につけられる能力なのです。